俺のハンバーグ 山本

やけにインパクトのある店名が印象的で、いつも店の前に行列があるのだが、たまたま通りかかったら空いていたので入ってみた。マスコミにもたまに露出している模様。立地的には恵比寿駅からやや離れた丘の上にあり、それほど交通の便が良くないのに客が集まるとは、よほど美味しいのかと期待。
店内はハンバーグ屋というイメージからは異なり、ややお洒落な喫茶店か洋風居酒屋という印象。カウンター8席程度にテーブルが3つか4つほどと、それほど広くはない。客層は恵比寿という土地柄、若い男女が中心で、たまに近くに住んでるっぽい中年の夫婦らしき方も。俺は一人客ということでカウンター席に通された。
メニューには居酒屋っぽい一品料理もあるが、本日は店名にもなっている「俺のハンバーグ」(1500円)を注文。ミニサラダとご飯、食後のミックスジュースがセットになっている。ドリンクメニューには意外なことに絶対額が安めのボトルワインがラインナップされている。安さにつられついイタリアのモンテプルチャーノ・ダブルッツォ(2300円)もボトルで頂いてしまった。
さて、最初に出てきたサラダは量も控えめで普通。ハンバーグは野菜を中心とした付け合せが豊富で、チンゲン菜、明太の乗ったポテト、ゴボウ、キノコに茹で卵などで味はともかく栄養バランス的には良さそう。肝心のハンバーグは、肉質はともかくソースにそれほどコク、深みはない。肉の中にクリームソースが入っているのがサプライズらしいが別段感銘は受けなかった。
食べている間に客がどんどん入ってきて、カップル客を詰め込むため途中でカウンターの端っこに席を移動されたのだが、頭の上を料理が行き交い、居心地ははっきり入って悪し。配膳口を別途設けるか、カウンターの端の席は使用しないようにしたほうが良いと考える。
帰り際には外で待っている人がいたが、個人的には行列してまで食べるほどでもないとの感想。酒類は安いので居酒屋的な使い方をするには良いかもしれないが。。。