あってり麺

東急池上線ガード下に最近出来たラーメン店を訪問。先客三名ほどが並んでおり、行列嫌いな俺はちょっとためらったが、意外と美味しそうな予感がしたので半熟玉子あってり麺(820円)の食券を購入し待ってみた。内装は黒で統一されチープに落ち着いた雰囲気。店の中と外を仕切るのは半透明のビニールのみで、屋台っぽく夏は暑く冬は寒そうだ。カウンターのみ8席くらいの座席は隣客との間隔がなく狭苦しいが、店の外見とマッチした造作といえなくも無い。店名の「あってり」の由来だが「あっさり」と「こってり」の融合らしく、確かに豚骨系の濃さと魚介系の透明感が調和したスープはにんにくの風味も香る美味しいもの。海苔にチャーシュー、ほうれん草などが入ったいわゆる「家系」と思われ、あまりこの手のラーメンは好みでないのだが、こちらのお店のものはほうれん草を除きどれも全体的に具のレベルが高く、なかなか気に行った。難点を挙げるとすると女性には入りづらそうなのと、量が少な目なため大食いの方には物足りなさそうなところか。