まい泉

表参道で髪を切ったついでにとんかつの有名店に初めて立ち寄った。いつも混雑しており店の外に待ち行列がよくできているが、この日もかなりの混み具合で、しばしいすに座って待つこととなった。外見からは高級店かと思っていたが、意外に内装はファミレスチック。値段も一部メニューを除いてそんなに高くはない。とんかつが看板だと思っていたが和食のお膳や鮭といくらの親子丼みたいなのがメニューにあり、方向性にやや疑問を感じた。
初めてのとんかつ店に行ったときはその店の最高のものを頼むのを個人的な信条としているため、本日は黒豚ロースカツ膳(2940円)を注文。瓶ビールは中瓶が550円と普通の値付けかやや安め。さて、程なく供されたトンカツであるが、食べてみての感想は衣がパサついており食感がが味気ない。箸で切れるというのが謳い文句だが、それほど傑出した肉質とは思えず。店員さんの接客にもムラがあり、愛想や笑顔のない人もいる。通常メニューならばそれほど高くないので割高感はなさそうだが、行列してまで食べるほどのレベルの店ではないと思った。百貨店のデパ地下で高級イメージを稼いでいる観光客向けの店であろう。