ビストロ・ド・ラ・シテ

外苑西通りから渋谷方面に一本入った通り、西麻布の通称「グルメストリート」沿いにあるフレンチビストロ。ネットでの評判が良く、かねがね入りたいと思っていた。入店するとまず料理人の方々から「こんにちは」と声がかかり好印象。入り口近くに調理場があり、その脇を抜けて案内されるとそこにはこじんまりしたホールが広がっている。20席強のキャパシティだろうか。ホールは若い男女二名と、混み場合によってオーナーらしい５０台くらいの男性が担当。特に若い女性の方は料理の説明、接客態度とも素晴らしく接客業の見本のような方かと。更に言うとなかなかの美人だ（関係ないが）。
さて、料理はメインに何を選ぶかによって1500円、2800円、3900円の三段階。平日限定で1000円のメニューもあるらしいが、本日はお目にかかれず。どのコースも選択肢が多く、選ぶのが楽しい。追加料金を払って選んだ前菜のブーダンノワールは味付けが濃厚。添えられた甘い果実のソースとよく合い、男の料理という感じ。メインは若鶏のグリエ。野菜がたっぷり入り日の通り方も絶妙、味付けも濃い目でワインが進む。ちなみに、ハウスワインの赤をキャラフで頂いたがやや軽めなもののハーフボトルくらいの量で1000円はなかなか。パンとリエットも美味しく、最後に三種盛り合わせデザートも頂いてすっかり満腹。相当に満足度は高いが会計は３５００円と安い。これは通うべき名店だな。