麺ダイニング 壽庵

山手通りを挟んで大崎広小路駅向かいに最近出来たラーメン&ダイニングバーの店。世の中にはいろんなコラボレーションがあるものだ。小じゃれた内装でコストはそれほどかけていないと思われるが、女性でも入りやすそうな雰囲気だ。ラーメンはつけ麺が主だが、通常のラーメンやタンメンなども存在している。
さて、本日は季節の野菜つけ麺を注文(820円)。「季節の」とついている割に、野菜はゆでたキャベツ、玉ねぎ、トマトなどでメニュー名から受ける印象とのGAPに戸惑う。こういった野菜をつけ汁につけた経験は無く、他店でも見かけたことが無いので、あまり相性の良くない組み合わせではないだろうか。案の定食べているうちに野菜の水分が移っていき、つけ汁が水っぽく冷めてしまった。スープは豚骨と魚介で、「六厘舎」ほど癖は無いが、強烈なパンチも感じない。不味くはないが美味くもない程度。麺はつるつるの中太麺で噛むとぷりぷりし好みの食感だが、箸でつまみづらいのがやや難か。チャーシューは普通だが、味つけ玉子は半熟でそこそこ。全般的にどれもそこそこの水準のつけ麺で、具も麺も押しなべてハズレはないが大当たりも無く、偏差値53,4のラーメン屋という印象。オペレーションにややぎこちなさは感じるが、接客は結構まともなので不快な思いをすることは(多分)無いだろう。